シンプルに分かりやすく解説!日本にいるうちに開設しておくべき【Sony Bank】・【Wise】使い方
留学・ワーホリに行く前の準備で一番やっておきたいのが銀行口座の開設です。
調べていても色んな記事が出てくるので、調べているうちに結局何が良いのか迷う方も多いと思います。
経験上、Sony BankとWiseの二つの組み合わせがおすすめです。
この記事ではそれぞれのメリットと、実際に現地でどのようなシーンで使うのか、分かりやすく解説します。
Sony Bank✖️Wiseがなぜおすすめなのか
現地の銀行口座を開設するまでの間、日本で準備してきた資金でのやりくりになると思います。
その間Sony BankとWiseさえあれば問題なく生活できます。
Sony Bankは円からポンドに交換して現地での買い物など普段の生活に、Wiseは海外送金が必要なとき、給与振り込み先など現地口座が必要になった時に使うのが最適です。
なぜこの二つの組み合わせがおすすめなのかというと、それぞれに出来ること・出来ないことがあり、上記のように利用シーンを分けて使うことで効果を発揮するからです。
では、Sony Bank・Wise それぞれの機能とメリットを見ていきます。
Sony Bankで出来ること/メリット
まず、Sony Bankは銀行、Wiseは海外送金を主とした金融サービスです。
どちらも外貨を保有できるという点では共通していますが、Sony Bankは銀行なので利子がつきます。一方Wiseは銀行ではないため利子はつきません。
Sony Bankで出来ることは以下の通りです。
・ 外貨普通預金口座の保有
・ デビットカードで現地での買い物などの決済
・ 現地ATMでの現金引き出し
・ ファミリーカードの作成
・ 現金での入金
外貨の保有、カードでの決済、ATMでの現金引き出しについてはWiseも共通して可能な機能ですが、特に注目してもらいたいのが、ファミリーカードの作成、現金での入金が可能な点についてです。
ファミリーカードは同居の家族が本人名義の口座で自由にATMでの入出金ができるカードで、Sony Bankの大きなメリットの一つとして、このファミリーカードの利用とATMからの現金入金が可能な点が挙げられます。
Sony Bankの魅力!【ファミリーカード】の使い方
Sony Bankの場合、主な口座への入金方法は①振り込み入金、②連携ATM(セブン銀行、ゆうちょ、三菱UFJなど7社)からの入金があります。
Sony Bankが普段の生活での利用がおすすめな最大の理由は、ファミリーカード×ATMでの現金入金が可能だからです。
多くの方が海外に渡航する前にまず現地で使えるカード(ここでいうとSony Bankの口座)に日本で事前に入金しておいたり、現地でインターネットバンキングを使って他口座から振り込み入金をすると思います。
実際私も、ある程度日本で入金しておいてから渡航し、現地に着いてからもインターネットバンキングを使って自分の他行の口座からSony Bankに資金を移してカード決済をしていました。
ただ、予期せぬ事態が発生して急にお金が必要になること、またはインターネット環境が悪いなど、ネットバンキングでの振り込み操作が出来ない場面も出てきます。
そんな時に、ファミリーカード×ATMでの現金入金が役に立ちます。
事前に家族がSony Bankのファミリーカードを持っていれば、非常事態になった時も、日本からATMでの入金をお願いすることができ、さらに、ATMからの現金入金が可能なので、他行からの振り込みにかかる手数料など余計なコストがかかりません。
ファミリーカードはあくまで本人の代理として、家族が口座への入出金ができるというものなので、他名義からの振り込みとは異なります。
その点でも手数料がかからないというのがメリットです。
ファミリーカードを持っていれば、緊急事態時に日本にいる家族に入金を頼んだ場合でも、いつでも手数料などのコストをかけずにSony Bankの口座へのチャージができるので、持っておくととても便利な一枚です。
Wiseで出来ること/メリット
では、Wiseで出来ること・メリットを見ていきましょう。
主にWiseで出来ることは以下の5点です。
・外貨の保有
・デビットカードで現地での買い物などの決済
・現地ATMでの現金引き出し
・リーズナブルな手数料での海外送金
・現地口座情報の取得
上記3点はSony Bankと共通した機能です。
Wiseが一番機能を発揮するのが海外送金です。
具体的に海外送金とは、日本の銀行口座から海外の銀行口座に振り込みをすることです。
Wiseは独自の送金システムを利用しているため、他の銀行に比べると圧倒的に送金にかかる手数料が安いのが最大の魅力です。
また、現地口座情報の取得が可能な点ももう一つの大きなメリットです。
Wiseで必要な通貨の口座情報を取得することで、現地でも簡単に資金の受け取りが可能になります。
現地の銀行口座をまだ持っていないうちは給与受け取り口座などの指定にも使えるので、かなり便利な機能です。
Wiseでの海外送金、実際どんな時に使う?
海外送金といっても、実際に現地でどんなシーンで必要になるのか、あまり想像出来ない方も多いと思いますが、海外送金が必要な場面は意外とすぐにやってきます。
私がイギリスに着いてまず最初に海外送金が必要になったのは、シェアフラットが決まって、大家とフラットメイトに家賃とデポジットを払った時でした。
Wiseを利用して日本の他行の口座からWiseを経由して送金したのですが、その時の日本円で約38万円を送金して、かかった手数料は約2,300円でした。(手数料は通貨によって異なります。)
また、送金も1分以内には完了し相手口座への着金も早かったです。家探しの時はかなり焦っていたので、送金がここまでスピーディーに出来たのはかなり助かりました。
現地に慣れて少し経つと、現地の銀行口座を開設してそこからの振り込みなどが可能になるので、海外送金はむしろ日本を離れてからすぐのタイミングで一番必要になると思います。
振り込みにかかる手数料を少しでも抑えるために、日本にいるうちからWiseの口座を作って、現地での海外送金に備えておくのが大切です。
Sony Bank・Wise デメリット
これまでそれぞれのメリットを紹介してきましたが、デメリットももちろんあります。
まずSony Bankのデメリットとしては、海外送金にかかる振り込み手数料がWiseに比べて高いこと、さらに振り込み前に事前登録が必要などすぐに送金が実行出来ないことが挙げられます。
Wiseのデメリットは現金での入金が出来ないことです。
Sony BankのようにATMからの現金入金は出来ないため、銀行振り込みかデビットカード、またはクレジットカードからの入金になります。
カードからの入金は手数料がかかり、また銀行振り込みの場合も利用する銀行によっては振り込みに手数料がかかる場合もあります。
まとめ
Sony BankもWiseもそれぞれにメリットとデメリットがあり、両方のメリットを上手く組み合わせて利用するのがおすすめです。
【Sony Bank】は買い物や決済など普段の生活、さらに、日本からの資金サポートが必要になった時の緊急事態時に。
【Wise】は海外送金、また、現地で資金の受け取りが必要になった時(給与受け取りなど)の現地口座の利用に。
現地で銀行口座を作るまでの間、この二つさえあればバッチリです。
渡航してから少しでもストレスなく過ごせるように、日本にいるうちにしっかり準備して渡航しましょう!