YMSって実際どうなの?実際に過ごして分かったYMSのメリット・その後の進路についてまとめ

他国のワーキングホリデービザとは違い、2年間の滞在が認められるイギリスのYMS(Youth Mobility Scheme)ビザ。
実際に2年間をどう過ごすのか、ビザ満了後の進路についてなど、渡航前に気になることはたくさんあると思います。
私は2022年にYMSでイギリスに来てから今もイギリスでの生活を続けていますが、YMSで滞在中の過ごし方やその後どうやってイギリスに残ることになったのかなど、この記事では実際の経験をもとに紹介していきます。
この記事を読んで欲しい方
✔️ これからYMSでイギリスへの渡航を検討している方
✔️ 実際の現地での暮らしについて気になる方
✔️ YMSを終えた後の進路について知りたい方
YMSを利用するメリット
イギリスに住むには色々な方法がありますが、長期滞在となるとビザが必要です。就労目的で住む方も多いと思いますが、ワークビザと言っても種類は様々。その中でもポピュラーなのがYMS (Youth Mobility Scheme)です。
私はYMSを利用して2年を過ごすことになりましたが、結果的にこのビザで大満足でした。
大前提として何の目的で来るのかによって取得するビザは異なりますが、私のように大学などに入学して勉強する予定はなく、“海外での暮らしを実現させたい“、“現地で働いてみたい“、という方にはYMSはおすすめです。年齢制限はありますが、条件に合えば現地で有効に使えるビザです。
YMSで渡航するメリットを挙げると、
- 自由度が高い
- フルタイムでの勤務が可能
- 家探しが比較的楽
- 2年間の長期滞在が可能
などがあります。
「自由度が高い」というのは具体的に言うと、「企業からのスポンサーが必要ない」「基本的にはワークビザだが語学学校に通うこともできる」という点です。
同じワークビザでもSkilled Worker Visaだと企業からのスポンサーが必要になるため、簡単に職を変えることはできません。ですがYMSはスポンサーが必要ないので、働く場所の選択肢も多く、転職も簡単にできます。
また、個人的に大きなメリットとして感じたのは家探しです。
シェアフラットでも1人で借りる場合でも、学生NGの場合が多く、外国人であれば借りる前に必ずビザの提示が求められます。
YMSは基本的には就労を目的としたワークビザなので、その点では学生ビザの方や観光ビザの方よりは家探しのハードルは下がります。
日本に比べると家探しは簡単ではないので、ワークビザを持っていれば学生よりも家探しは楽になるはずです。
あとはやはり、「2年間滞在できる」というのは大きなメリットです。
他の国のワーキングホリデーは基本的に1年間の滞在のみ認められている場所が多いですが、YMSはイギリスに最大2年間滞在できます。
実際に暮らして感じたのは、最初の1年間はあっという間に過ぎてしまうということ。その土地に慣れる、仕事に慣れる事で精一杯で、本当の意味で“現地で暮らす“ということを感じ始めたのは2年目以降だったように思います。
英語も1年経つとようやく自信がつき始めて楽しい頃です。そんなときに帰国となってしまうのは残念なので、やはり2年間住むことができるというのは大きいと思います。
2年間の過ごし方

2年間のYMS期間、気づけばあっという間に終わってしまいましたが、実際にどのように過ごしていたか簡単にご紹介したいと思います。
最初の1年はとにかく働き、2年目はゆとりを持って働くことでプライベートも充実した年になりました。
| 1ヶ月〜3ヶ月目 | 語学学校に通う |
| 3ヶ月目〜 | 週末はカフェのバイト、平日フルタイムの仕事を始める |
| 2年目〜 | 平日フルタイムの仕事1本に絞る |
まず最初の3ヶ月は語学学校に通っていたので、自由時間がとても多かったです。この期間はロンドンでの生活に慣れること、家を探す、友達と過ごす時間を楽しむ、など、生活の基盤を作ることをメインとした期間だったように思います。

語学学校の3ヶ月は正直、学生に戻ることへの違和感と暇な時間が突然増えた事への戸惑いで悩むこともありましたが…生活に慣れるための期間としては十分な時間でした。
渡英してすぐに働く方も多いですが、すぐに仕事が見つかるとも限らないので、1〜2ヶ月は準備期間と思って過ごすのが良いかなと思います。
3ヶ月目にローカルのカフェのバイトを見つけて、週末はそこでアルバイトを始めました。
とにかく人気で忙しいカフェだったので毎回出勤する度にへとへとで帰ってきましたが、“海外で働く“ってこういうことかと新鮮に感じることが多く、楽しく続けて結局1年間勤務しました。
カフェのバイトを始めると同時にフルタイムの仕事もゲットしたので、語学学校を卒業してから1年間は、平日フルタイムの仕事、週末のアルバイトを兼業してとにかく働いた1年でした。
ここまで働かなくても生活できるのですが、私の場合は両方の仕事が見つかったタイミングが重なったこととどちらも好きな仕事で一つに絞れなかったため、兼業という結果になりました。
1年間ほぼ休みなく働いていたので周りには心配されましたが、その時だったからこそできる経験だったので今でも後悔はありません。
2年目には週末のバイトは卒業して平日フルタイムの仕事1本に絞り、自分のプライベートの時間も楽しめるよう、ゆとりを持って過ごせるようにしました。
1年目は全てが新鮮で毎日があっという間に過ぎていった印象でしたが、2年目は生活にも慣れて、毎日自分のペースでゆったり過ごしていた感じがします。2年目が本当の意味でイギリスで「暮らす」ことができていた印象です。
YMSを終えた後は?

2年間のYMSを終えたあとは、帰国する人、そのままイギリスに残る人、色んな道がありますが、私はそのままイギリスに残って現在も生活しています。
実際に友人たちが進んだYMS後の進路も含めると、以下のような進路があります。
- 日本に帰国する
- Skilled Worker Visaでそのままイギリスに残る
- 他国にワーキングホリデーに行く
- 2回目のYMSでイギリスに戻ってくる
私の場合は2つ目に挙げたSkilled Worker Visaでそのままイギリスに残りました。Skilled Worker Visaはスポンサーシップを持っている会社で働いていると申請ができるものです。
日系企業でも多くの企業がスポンサーシップを持っています。長くイギリスで暮らしたい・働きたいという方は、YMSで就活する際にスポンサーシップがある会社を探すのがオススメです。
また、スポンサーシップを持っていない企業でも交渉次第では職場が新しく取得してくれる場合もありますが、時間と手間がかかるので交渉は早めに始めた方が良いでしょう。
まだ年齢制限にかからずワーキングホリデーに行けるという方は、他国へのワーキングホリデーに行くという道もあります。YMSで2年間過ごした後なら英語も日常生活で困らないくらい上達しているはずなので、他国で暮らすというのもかなりハードルは下がると思います。
2回目のYMSを利用してまたイギリスに戻ってくるという道もあります。これに関しては確実な情報か分からないという方も多いですが、実際に私の友人は2年間のYMSを終えてまた2回目のYMS申請でイギリスに戻ってきていました。気になる方はチャレンジしてみるのもありだと思います。
YMS後の進路として一番多いのは、日本に帰る選択肢だと思います。2年のブランクがあってまた日本で就活するということに不安がある方も多いと思いますが、英語ができるというのは大きな武器になるはずです。今はインバウンドが進んで日本全国に外国人観光客が溢れています。「英語ができる」「イギリスで働いた経験がある」というだけで、採用したい企業はたくさんあると思います。
2年間過ごした後どうするかは自分次第です。後悔のないように、今後どうしたいか早めに考えながら過ごすのがおすすめです。
まとめ

YMSで過ごす2年間は振り返ると本当にあっという間です。
でもそのくらい2年間の間で色んな新しい経験や素敵な出会いがあり、「勇気を出して日本を出てよかった」と思える期間になりました。
2年の間に色んな経験をして、将来に向けて新しい道を切り開ける可能性はたくさんあります。YMSに興味がある方、興味はあるけど不安で迷っている方には、ぜひ一度挑戦してみていただきたいです。
YMSについてまとめ
✔️ YMSは自由度の高いワークビザ(スポンサーが必要ない・学校にも通える)
✔️ 2年間という長い滞在期間は、イギリスでの「暮らし」を知るのに十分な期間!
✔️ YMSが終わった後も、帰国以外の色んな選択肢がある

