ロンドンに着いてまず最初の関門、お部屋探し。
私の場合は最初の1ヶ月はホームステイだったので、その間に次のシェアハウスを探す必要がありました。
結果的に1週間以内に今の部屋を見つけ、契約することができました。
ここでは、契約までの流れや、実際にどのように部屋を見つけたか紹介したいと思います。
ロンドンの部屋探しの現状
結論から言うと、ロンドンの部屋探しはやはり日本に比べると難しいです。
まず家賃が東京とは比べものにならないくらい高い…!
エリアにもよりますが、東京だと7〜8万円あれば素敵な一人暮らしの素敵なお部屋をゲットできますよね。
ロンドンで一人暮らしをしようとすると、Studioと呼ばれるワンルームを借りることも可能ですが、家賃は£1,500前後/月はすると思っていいと思います。(25万円前後)
会社員やフルタイムの仕事がすでにある方は別ですが、留学生やワーホリで来ている方にとっては非現実な金額。。
ということで、シェアフラットやシェアハウスを探す方が多いと思います。
ではではどのように探したら良いか見ていきましょう!
部屋探しに使ったサイト
私が今のシェアフラットを探す際に使ったサイトはSpareRoomというサイトです。
現地の方も多く使うサイトで、シェアハウスを探す一般的な方法だと思います。
他にもRightmoveという不動産サイトも使ってみましたが、シェアハウスを探すには物件も少なく競争率も高いのか、メッセージを送っても「この物件は募集を締め切りました」的な感じでうまくいかなかったので、早々に使うのをやめました。。
Rightmoveはシェアハウスというよりは、Studioや一軒家を探す方向けのように感じます。
また、使ってみて感じたSpareRoomとの大きな違いは、フラットメイトの情報の有無です。
SpareRoomはフラットメイトが物件の紹介ページを書いている場合が多く、どんな人が住んでいるかを事前に知ることができ、そこで暮らした場合のイメージがしやすいです。
一方でRightmoveは、不動産業者の紹介になるため、シェアハウスでも物件の情報は分かるけど、実際にどんな人が住んでいるかは分からず、あまりイメージができませんでした。
事前に少しでもフラットメイトの情報を知っておきたい方は、SpareRoomがおすすめです。
SpareRoomは地域、予算、フラットメイトの性別など、細かくフィルターをかけて検索ができます。
数ヶ月先からしか入居できない部屋も搭載しているので、引っ越し可能日は検索条件に入れることをおすすめします。
Availabilityの箇所に引越したい日にちを入れればオーケーです。
また私の場合は、大家さんとの同居は気を遣いそうで避けたかったので、Sharing With の箇所でNot Living With Landlord を選択して検索しました。
あとは自分の条件に合わせてフィルターをかければ、簡単に物件を検索することができます。
気になった物件があれば、どんどんメッセージを送りましょう。
ここで注意したいのが、メッセージを送るのにアプリへの課金が必要な場合が多いということです。
FREE TO CONTACTと書かれているものは課金なしでメッセージが送れるのですが、それ以外はアプリへの課金が必要です。
私は2週間分課金して、気になるお部屋にとにかくたくさんメッセージを送りました。
返信率はかなり悪いので、まずは返信が返ってきたらラッキーです。ビューイングへのお誘いが来てもなぜかその後返信が途絶えたり、未読にならず諦めていた物件から1週間後に突然返信がくるパターンもありました。
引越し日まで余裕がある方はのんびり返信を待つのもアリかもしれませんが、アプリの課金期間も伸ばしたくないし、あまり長くは待ってられませんよね…。
こればかりはタイミングとご縁の問題なので、とにかくメッセージを送りまくって、返信がきたらビューイングに行きましょう。
返信率を上げるには、自分の広告を作るのもおすすめです。
自分の簡単なプロフィール、写真などを載せて広告を作れば、メッセージを送った相手にも自分のことをアピールできるほか、フラットメイトを募集している人からもメッセージを受け取ることができます。
向こう側からしても、これから一緒に暮らす仲間を探している訳で、よく分からない人にビューイングに来てもらうのは怖いですよね。
少しでも自分が健全な人間であることをアピールしましょう!笑
ちなみに私は日本で一人暮らしをしていた頃の部屋の写真も他の写真に混ぜて載せました。
どんな部屋に住んでいたかなんとなく分かれば、相手側からしても一緒に暮らした時に綺麗に部屋を保てるか判断材料になると思ったからです。
そのおかげかは分かりませんが、メッセージを送ったうちの数件から返信があり、結果的に3件ビューイングに行くことが出来ました。
ビューイング
ビューイングとはつまり内見に行くことです。
メッセージでビューイングの日にちが決まったら、予め住所を聞いて正確な場所を把握しておきましょう。
ビューイング当日は大家さんが案内してくれる場合と、ハウスメイトが案内してくれる場合の2パターンがあります。
基本的にはメッセージをやり取りしていた人が案内してくれると思います。
私は3件のビューイングに行って最後の家に決めましたが、そこだけは他の2件と違ってハウスメイト全員でとってもウェルカムな雰囲気で迎えてくれて、家の紹介だけでなく自分たちについても話してくれました。
相手側も仕事の合間などにビューイングの時間を作ってくれているので、聞きたいことがある場合はぜひ事前に準備して臨みましょう。
SpareRoomの物件ページにも記載がありますが、家賃など大事なことは直接ビューイング時に確認することをお勧めします。
・家賃はbill(光熱費)混みの金額かどうか
・大家と同居か
・特別なハウスルールなどはあるか
・家賃の支払い方法
・reference(職場や学校からもらう、自分を証明、身元を保障してくれるようなもの)は必要か
私はこのあたりをビューイング時に確認しました。
特に家賃についてはもちろん事前に記載があるので把握済みですが、今後支払う金額に誤解があるとお互いに困るので、きちんと確認するのが良いと思います。
ビューイングが終わったら、是非お礼のメッセージも送りましょう。もし部屋が気に入れば借りたい旨を伝え、気に入らなかった場合は何かしら理由をつけて辞退します。
ビューイング時に気に入ったとしても、そこでは結論を急がなくて大丈夫です。
フラットメイト側も自分たちの家にその人が適しているか考える必要があるので、ビューイング後にメッセージで伝えるのが良いと思います。
契約までの流れ
メッセージで部屋を借りたい旨を伝え、相手側も同意したら、具体的な契約に移ります。
のですが、、
相手側も良いと思ってくれても、契約前に、これから家賃を払っていけるかどうかの判断材料として、銀行の残高証明書や、レファレンスと呼ばれる学校や職場からの証明書などを求められるケースが多いです。
私の場合は、ロンドンに来る前に2ヶ月ダブリンに滞在していたので、残高証明書が直近のものではなく少し古いものしか持っていませんでした。
また、レファレンスに関しても、まだ働いていなかったので学校からのレターしか用意することができませんでした。
(これらついてはビューイング時にフラットメイトにすでに伝え済みでした。)
本来であれば、まず契約したい旨を伝え、相手側も了承してくれたらデポジットを払い、部屋を押さえます。
ですが、私の場合は資金証明をできるものも、職場からのレターなどもなく、ロンドンに来たばかりのただの学生だったので、
フラットメイトと大家さんが相談してくれて、敷金と4ヶ月分の家賃前払いで手を打ってくれました。
(その代わりデポジットは無しです。)
順序的にはデポジットなどお金を払うときに鍵ももらうのが良いとされていますが、今回はイレギュラーな契約だったので、先に大家さんに送金し、その後契約書などをもらう順序となりました。
(鍵は結局入居時にもらいました。笑)
ビューイング時に大家さんには会っていないので、知らない相手に大金を振り込むことに少し恐さもありましたが、フラットメイトが全員信頼できそうだと直感で感じたので、信じて振り込むことにしました。
振り込み後、SpareRoomに搭載していた部屋の広告を下げてくれて、無事に契約完了となりました。
シェアフラットには私の他にオーストラリア、フランス、イギリス人の3人が住んでいますが、全員professionalとして働いているので、英語も流暢に話せない学生の私を受け入れてくれてありがとうでしかないです。。
契約前から、私が部屋を借りられるように大家さんと交渉してくれたりと、本当に良いフラットメイトに恵まれました。
ただ、こういったイレギュラーな契約はトラブルもあったりすると思うので、送金前によく考えて、不確かなことはメッセージで聞くことをおすすめします。
現在住んでいるシェアフラットについて
今のシェアフラットを借りてから1ヶ月が経ちましたが、居心地も良くて気に入っています。
私の部屋はダブルルーム(ダブルベッドが1台ある部屋)になりますが、ほぼベッドで埋まっているのでかなり狭いです。笑
その代わり、リビングルームやキッチンは広くて開放的で、ここでものんびり過ごせています。
家賃はBill(光熱費)込みで大体£650/月くらいです。ロンドンでは安い方だと思います。
フラットメイトは私とほぼ同い年の3人で、オーストラリア人(女性)、フランス、イギリス人(男性)です。
最初シェアフラットを探している時は、男女ミックスのフラットってどうなんだろう、、と想像できませんでしたが、過ごしてみると何の違和感もなく楽しく生活できています。
女性だけのフラットにもたくさんメッセージを送りましたが、やはり競争率が高いのか返信率は悪かったです。
バスルームはイギリス人の男の子と2人でシェアしています。
もう2人の部屋はensuiteでバスルーム付きの部屋なのです。羨ましい。
みんなそれぞれ働いていたり生活のペースも異なるので、全員で集まる機会はなかなかありませんが、先日フラットメイトの1人がお誕生日だったので、急遽プチバースデーパーティーが開かれました。
何もイベントがなくても、たまたま同じ時間に帰ってきたら一緒にご飯を食べたりもします。
レコードが趣味のフラットメイトもいるので、一緒に晩酌しながら(夜風に吹かれながら)音楽鑑賞を楽しむ日も。
誰かの趣味を一緒に楽しむのもシェア生活の醍醐味ですよね。
また、ありがたいことにネイティブスピーカーに囲まれて生活しているので、英語の練習にもなって自分的にはすごく良い環境で生活できています。
それなりに気を遣うシーンもありますが、徐々に慣れてくるのかなと思っています。
まとめ
ロンドンでのお部屋探しは日本と比べると難しいですが、必ず良いお部屋は見つかると思います。
ダブリンに住んでいた頃は、部屋不足で一時的にホームレスになってしまうクラスメイトがいるほど部屋探しは難しい状況で、家賃もかなり高騰していました。
ダブリンは建物の高さに規定があったりで、そもそも物件が少ないのに加えて、コロナ後の規制撤廃で学生や企業を受け入れすぎたのが原因なようです…。
ロンドンは十分に物件もありますし、SpareRoomのみで探しても気にいる部屋は見つかるはずです。
みなさんのロンドンでのお部屋探しが成功しますように!
(※£1=160円で計算)