イギリスで結婚式を挙げるには?実際にかかった費用や準備について紹介!

先日イギリス、ロンドン郊外で家族のみの小規模結婚式を挙げました。イギリスで結婚式を挙げると実際どのくらい費用がかかるのか?どのように準備を進めるのか?この記事で詳しくご紹介します。
小規模の結婚式にした理由
ゲストは家族のみでトータル18人という小さな結婚式にした理由はいくつかありますが、
①準備期間が少なかったこと
②日本で改めてきちんとした式を挙げる前提だったこと
③結婚式を挙げない(証人2人と役所で形式的なセレモニーのみ)選択肢もあったが、大切な家族のために少しでも形になるものにしたかったこと
が主な理由です。
イギリスでは結婚するために必ずセレモニーが必要ですが(こちらの記事で紹介しています)、証人2人のみを呼び役所で最小限で行うことも出来ますし、日本で想像するような“結婚式“としてゲストを呼んで行うことも出来ます。
私の場合は最終的に、役所での法的なセレモニーと自分たちで挙げる結婚式を分けて行うことにしたので、結婚式を挙げないという選択肢もありましたが、家族のためにも形になるものにしたいという理由で行うことに決めました。
準備したこと

今回家族のみで小規模の結婚式を挙げることにしたので、会場から食事まで、全て自分たちで個人的に手配し準備しました。
どのくらいの規模で行うのか、どこで行うのかなど、状況によってどこまで自分たちで手配する必要があるのかは変わってくると思います。
会場
一番最初に決めなければならなかったのが会場です。とにかくネット、インスタグラム、Pinterestで検索して探しました。
少人数でも貸してくれる会場で、値段も高すぎず、希望の日にちが空いているところを探して、最終的に気に入った会場を予約することが出来ました。

ロンドン郊外の静かな場所で、家族だけでプライベートな空間を楽しむことができ、とても素敵な会場でした。
花
会場を飾る花とブーケは、会場を貸してくれたオーナーさんが紹介してくれたfloristの方にお願いしました。
この会場で結婚式を挙げたいと思ったきっかけの写真がこのfloristさんが飾りつけたものだったので、間違いない!と迷いなくお願いすることに決めました。
タイミングが合わず最後まで直接お会いすることはできませんでしたが、事前にzoomで伝えたイメージと予算を元に想像通りの素敵な空間に仕上げてくれて、本当に頼んでよかったと思います。
Celebrant
Celebrantとは式を進行してくれる司会のような人です。家族のみの小さな式とはいえ誰もいないと式自体まとまらないので、celebrantは必須でした。
これもネットで探したのですが、料金も人によって様々で、自分たちの予算と結婚式のイメージに合わせてどんな人が合うのか選びました。
最終的に2人とzoomで面談し、“この人なら安心して任せられそう!“と思った方に決めました。
Celebrantの方とは事前にzoomやメールでのやり取りで、どんな式にしたいかを話し合います。今回お願いした方は、自分たちでは思いもつかなかったアイディアを出してくれたり、式が少しでも記憶に残る素敵なものになるよう提案してくれました。
Celebrantと聞いても初めはピンと来ませんでしたが、終わってみて思うのは、司会とウエディングプランナーを掛け合わせたような役割のポジションだと思います。
カメラマン
カメラマンの方はインスタグラムで自分たちの好きなテイストの写真を撮っている方を探しました。あまりに遠いところで活動している人だと出張費がかかるため、会場のエリアで活動している方を探して連絡しました。
私たちの場合は式が1ヶ月後くらいで直前での申し込みだったため、割引があり少しお得にお願いすることが出来ました。
年末に差し掛かってくると、「今年残りの空いている日にちで予約してくれる人は○パーセント引き!」のような感じで割引価格をウェブサイトに載せているカメラマンが多かったです。これは会場を探すときも同じでした。
カメラマンの価格も、人によっては本当に高額な人もいて驚きましたが、予算内で素敵な写真を撮ってくれる方を探すことができてよかったです。
食事

食事はプライベートシェフに来てもらい、3コースのディナーを用意しました。Yhangryというサイトで希望に合うシェフを探し、当日18人分のコース料理を1人で用意してもらいました。
食事ではなく軽食を用意して簡単に済ませることも出来ましたが、せっかくだからみんなでゆっくり座って食事を楽しみたいということで、少人数でも頼めるプライベートシェフをお願いすることになりました。
家族でゆっくり食事を楽しむ時間を取ってよかったと思います。
その他
当日までに自分たちで揃えて会場に持って行ったものは、アルコールなどの飲み物、ウェルカムボード、会場に飾るフェアリーライトなどです。
ワインなどのアルコール類をスーツケースいっぱいに詰めて自分たちで会場まで運ぶのが本当に大変でした。。
ワイングラス、ウェディングケーキは家族に協力して持って来てもらい、食事に必要なカトラリーはシェフが貸してくれたのでよかったです。
今回借りた会場は食器類は提供していないとのことで自分たちで用意しましたが、会場によっては貸し出してくれるところもあると思います。
かかった費用
今回結婚式でかかった費用はざっと£4,850です。
内訳は以下の通りです。
・会場 £700
・カメラマン £550
・花 £1,050
・シェフ £1,350
・ケーキ £70
・アルコール類 £330
・Celebrant £600
・その他雑貨 £200
18人という小規模で、かつ1ヶ月ほどの短い準備期間で作り上げた式だったので、通常かかる費用よりは費用が抑えられたのではないかと思います。
飲み物の持ち込みであったり、できることは自分たちで用意したのも大きかったです。
小規模ウエディングのメリット

英語ではintimate weddingと呼ばれる小規模でのプライベートな式。
メリットはいくつかありますが、
① 準備期間や予算が少なくて済む
② 近しい人たちだけなので気を遣わない
③ 自分たちで手作りできる
といったことが主に感じた点です。
通常だと1年以上前から準備する人も多い中1ヶ月という短期間で準備できたのは、小規模の式だったからこそだと思います。
また、家族のみのプライベートな式だったので気を遣わず自然体でその場を楽しむことができたのもよかった点の一つです。
招待状や席次カード、会場の飾り付けの一部など、自分たちの好みで手作りできたのも、招待客が少なく会場も小さかったからできたことだと思います。
まとめ

イギリスで挙げる小さな結婚式はとても思い出深いものになりました。少ない準備期間の中で一から自分たちで手配し準備するのは大変でしたが、式を挙げて良かったと心から思います。
これからイギリスで結婚式を考えている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。