「イギリスのご飯はまずい」って本当?暮らして分かったイギリスの食事情

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「イギリスのご飯はまずい」は本当なのか?暮らして分かった、あの決まり文句の真相

「イギリスはご飯がまずい」という決まり文句、あまりにも有名ですよね。

イギリスに住んでいると言うと、決まって友人に食事について聞かれます。

この記事では、なぜイギリスのご飯はまずいと言われるのか、暮らしてわかったその理由を解説します。
イギリス移住を検討しているけど、食事面が不安…!という方はぜひ目を通してみてください!

調理のバリエーションが少ない

「イギリスのご飯はまずい」と言われる理由その① 調理のバリエーションが少ない

イギリスに住んで感じたのは、イギリス料理は“調理のバリエーション、引き出しが少ない“ということです。

例えばイギリスで代表的な野菜、ジャガイモを例に考えてみます。
もし日本であれば、ジャガイモ一つあれば「焼く」「蒸す」「炒める」「揚げる」「煮る」というように調理法がたくさんあります。

ただこれをイギリス料理で考えると、「焼く」「蒸す」「揚げる」といった方法が代表例です。

上からフィッシュ&チップス、マッシュポテト、ジャケットポテト

【フィッシュ&チップス】 → 揚げる
【マッシュポテト】 → 蒸す
【ジャケットポテト】 → オーブンで焼く

どれもイギリスの代表的なジャガイモ料理ですが、日本食に比べると調理法は限られているように感じます。

味付けがシンプル

「イギリスのご飯はまずい」と言われる理由その② 「味付けがシンプル」

イギリス料理は日本食に比べると味付けがとてもシンプルです。

日本だとソース味のような濃い味もあれば、出汁のようなマイルドな味もあったりと、味付けの種類が豊富ですよね。

一方でイギリス料理は、塩胡椒、バター、グレイビーソースといった味付けが定番で、味付けの種類はそこまで多くありません。


定番のフィッシュ&チップスやフルイングリッシュブレックファストを思い浮かべてみても、味付けは主に塩のみ。
蒸し野菜にロースト肉を合わせた定番料理「サンデーロースト」も凝った味付けではなく、野菜とお肉にグレイビーソースをかけたシンプルな味わいです。

蒸し野菜とロースト肉にグレイビーソースをかけた「サンデーロースト」

個人的に、イギリスに来てローカルカフェでサンドイッチを頼んだ時に一番驚いたのが、ソーセージサンドイッチでした。

ソーセージと他にも色々挟まって出てくるのかと思っていたら、出てきたのが本当にソーセージがそのままパンに挟まったものでした。

味付けは薄くバターを塗っているのみ。お好みでケチャップなど頼めば出してくれますが、基本的にとってもシンプルな味付けで提供されます。

Tonkatsu
Tonkatsu

家庭でイギリス人がサンドイッチを作る際も、とにかくバターだけ塗ってあとは焼いたベーコンを挟む、といったシンプルな場合も多いです…!



もちろん、イギリスのサンドイッチが全てこれというわけではないのでご安心ください。笑

スーパーに売っているサンドイッチはもっと味付けの種類も豊富で美味しいものもたくさんありますし、おしゃれなカフェに行けばもっと凝った味付けのご飯は食べられます。

ただ一般的に考えると、イギリス料理の味付けはとてもプレーンで、イギリス人もシンプルな味付けを好む人が多いです。

郷土料理が少ない

「イギリスのご飯はまずい」と言われる理由その③ 「郷土料理が少ない」

イギリス料理といえば思い浮かぶのが、前述にも登場したフィッシュ&チップスやフルイングリッシュブレックファスト。

フルイングリッシュブレックファースト

日本にいると、その土地を代表する食べ物や食事がたくさんありますが、(愛知に行ったらひつまぶし、宮城に行ったらずんだ、など)イギリスでは郷土料理というものをあまり耳にしません。

イギリス国内で旅行しても、正直、どこも食事は似たような感じです。

Tonkatsu
Tonkatsu

海に近いエリアに行けば海鮮が美味しい!などはありますが、基本どこに行っても定番の料理を多く目にします。

こういったローカルフードの少なさも、「イギリスはご飯がまずい」と言われる理由の一つです。

食への関心が高くない

「イギリスのご飯はまずい」と言われる理由その④ 「食への関心が高くない」

イギリスに来て感じたのは、みんな甘いものが大好きで、家でケーキを焼いたりすることも大好きなのに、普段の食事に関してはあまり関心が高くないということ。


日本人はお酒の場でもみんなで食事を一緒に楽しむ文化がありますが、イギリスの場合はPubに行っても基本お酒を飲むだけで食事をする人は少ないです。

みんなで色々注文してそれをシェアして食べる、という文化もないので、食事に行ってもそれぞれが単品で注文して食事をしているグループをよく見かけます。


家庭での食事に関しても、夜ご飯でも面倒な時はトーストにビーンズで十分という人もしばしば。

スーパーに行っても日本のように手軽に美味しいお惣菜が手に入るわけでもないので、簡単に済ませたい時や料理するのが面倒な時ほど、食事がシンプルになる気がします。

食への関心で感じるのが、もう一つ。

日本だと流行のご飯やスイーツが必ずどの時代もありますよね。

Tonkatsu
Tonkatsu

例えば少し前だと、フルーツサンドイッチや高級食パン、マリトッツォなどが流行りましたね!

日本はファッションもそうですが流行に敏感なカルチャーがあるので、そういった面でも「食への関心が高い」と思います。

イギリスはその点で言うと、あまり流行にとらわれることのない文化といえます。
ファッションも日本ほど流行を感じることが少なく、日本でよくある「行列のできる飲食店」などもあまりありません。

まとめ

結論、「イギリスのご飯はまずい」は間違いです。

単に味付けのシンプルさやバリエーションの少なさから、イギリスのご飯=まずいに変換されていったのだと思います。

確かに食に関心の高い日本人からすると、イギリスの食事は少し退屈かもしれません。ただ、スーパーでなんでも揃うので自分で美味しいご飯は作れますし、街に繰り出せば美味しいご飯屋さんもたくさんあります。

Tonkatsu
Tonkatsu

イギリスは多国籍なレストランが多いので、色々な食事を楽しめるようになり食の世界が広がりました。日本にいた頃とは違った意味で、より食事を楽しめている気がします☺︎


流行よりは個人の好きなスタイルを楽しむというイギリス人の少しオールドファッションな考え方も、個人的には心地よく、好きな部分でもあります。

とはいえ、イギリス料理も実は美味しいものもたくさんあるので、これについてはまた別記事で紹介していきます。

この記事で「イギリスのご飯はまずい」の誤解が解けたら幸いです!

✅ 「イギリスのご飯はまずい」は間違い!
✅ 味付けがシンプルなことや、バリエーションの少なさが「まずい」へと変換されていった。
✅ 日本人と比べてイギリス人の食への関心の低さも関連している。

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