実はクリスマスと並ぶ大事なイベント【イースター】とは?起源や過ごし方を知って春の訪れをお祝いしよう!

春になると「イースター」というワードをよく耳にしませんか?
イギリスではこの時期になると街はイースター一色になり、卵やウサギのイラストをよく見かけます。
知っているようで実は日本人にはあまり馴染みのないイースターについて、この記事ではその起源やお祝いの仕方を紹介します。
知識を深めて春の訪れを楽しくお祝いしましょう!
イースターとは?
イースターはキリスト教徒にとって最も重要なイベント。
十字架にかけられたイエス・キリストが3日後に復活したことを祝います。
キリスト教徒でなくても、欧州ではこの時期は祝日になったり学校も長い休みに入るなど、イースターをお祝いする文化が強く根付いています。

イギリスではGood Friday (金)とEaster Moday(月)がBank Holiday(祝日)に当たるので、4連休になります。
Holy Week

イースターは前述の通り、キリスト教における重要なお祝い事です。
イースターサンデーに続く一週間は”Holy Week” (聖週間)と呼ばれ、イエス・キリストの死から復活までの大切な期間にあたります。
Palm Sunday | イエスがエルサレムに入った日 |
Maundy Thursday | 「最後の晩餐」として知られる日 |
Good Friday | イエスが十字架にかけられた日 |
Easter Sunday | イエスが生き返った日 |
イースターはいつ?
イースターの日程は年によって変わりますが、毎年日曜日と決まっています。
今年(2025年)は4月20日(日)です。
イースターの日程は春分の日と満月のサイクルに連動して決まるため、毎年3月から4月にかけてのどこかの日曜日に当たります。
春分の日の後の満月の次の日曜日がイースターサンデーになります。

月のサイクルで決まる仕組みが少し複雑ですが、毎年日程が変わるのもワクワクしますね!
イースターのシンボル

- たまご
“イースターエッグ” としてもよく知られる卵は、イエスの new life / rebirth などを象徴するもの。イースター前に行われるLent(こちらの記事でも紹介)では、40日間乳製品を食べることが禁じられているため、イースターに卵を食べることはご褒美だったようです。
- うさぎ
繁殖しやすいことからイースターのシンボルになっています。
- 子羊・ひよこなど
動物の子供も、rebirth / new life in the spring season などを象徴し、イースターのシンボルとなっています。
イースターのシンボルはさまざまですが、どれもイエス・キリストの復活( rebirth / new life )を表すものであることがわかります。
イギリスでの祝い方

イギリスではイースターホリデーは学校も長い休みに入り旅行に行く人も多いですが、家族が集まって過ごす場合が多いです。

イースターが毎年日曜日なので、家族でサンデーロースト(イギリスで日曜日に楽しまれる食事)を囲んで楽しむのも定番!
- イースターエッグハント
大人が家の中や庭に卵を隠して子供が探して楽しむ遊び。 - ホットクロスバンを楽しむ
レーズンが入ったホットクロスバンズは年中スーパーで手に入れることができますが、この時期は色んなフレーバーが売り出されたりと、イースターにとっておきのパンです。表面に入ったクロス(十字架)がイエスを象徴することに由来するそう。 - エッグペインティング
今はチョコエッグが主流になりエッグペインティングをする人も少なくなってきているようですが、以前は茹でた卵にペイントをして楽しむのが定番でした。
まとめ
イギリスでは3月に入るとどのショップにもイースターの商品がずらっと並び始めます。
イースターの起源を知ることで、より楽しくお祝いができるはず…!国や地域によっても祝い方が異なるので、色々調べてみるのも楽しそうですね!
日本でもイースターに関連する商品が増えつつあるので、ぜひこの時期注目してみてください♩