こんにちは!私は現在、アイルランドの首都、ダブリンに留学に来ています。
2022年4月初めに渡航し、ちょうど2ヶ月が経とうとしています。
ようやくこちらの気候や暮らしにも慣れてきたので、アイルランド留学について、これまでの経緯について綴りたいと思います。
カナダやオーストラリアの留学、ワーホリ情報は多くありますが、アイルランドの情報はまだまだ少ないと思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。
私の留学プラン
まずは私自身の留学プランについて簡単にご紹介します。
2022年4月〜5月 アイルランド(ビザ無し)語学学校2ヶ月
2022年6月〜2024年6月 イギリス(YMS)語学学校4ヶ月→働く
ワーホリに行こうと決めた時に考えていたプランとは違い、結果的に2カ国留学という形になりました。
こうなった経緯についてもご紹介したいと思いますが、まずはアイルランドとイギリスのビザについて簡単にご説明します。
アイルランド、イギリスのビザについて
ヨーロッパの英語圏に留学・ワーホリを考えている方は、イギリスやアイルランドを選択するのが一般的かと思います。
色んな渡航の仕方がありますが、長期滞在となるとビザの取得が必須です。
ここでは利用する方の多いであろうビザについて簡単にご紹介します。
(※2022年現在)
イギリスに渡航するには
Student visa
大学などへの進学を目的としたビザで、基本的な読み書きができることが必須条件です。
滞在期間は、学校のコースの長さによって決まります。
英語初心者にとっては取得のハードルが高いビザになります。
Short-term study visa
語学学習を目的として、6ヶ月〜11ヶ月の滞在が可能です。
Youth Mobility Scheme visa
YMSと呼ばれるワーキングビザです。
18歳〜30歳という年齢制限があります。年に2回の抽選があり、毎年人気が高い為、競争率の高いビザです。
また2年の滞在が可能。ワーキングホリデーと思われている方が多いですが、就労を目的としたワーキングビザです。
語学学校に通うこともできるので、自由度が高いという面ではワーキングホリデーの類似していると思います。
アイルランドに渡航するには
Student visa
語学学校に25週間通うことが条件で、8ヶ月滞在することができます。
また、最大2回の延長が可能です。週20時間までであればアルバイトも可能です。
Working holiday visa
18歳〜30歳の年齢制限あり。最長12ヶ月の滞在が可能で、フルタイムでの勤務が許されています。
2カ国留学を選んだ経緯
以前からの夢だった海外生活。私がアイルランドとイギリスの2カ国留学を選んだ理由を綴りたいと思います。
まず渡航先を選ぶ際に、英語圏でワーキングホリデーが可能な国を探しました。(おそらく多くの方がそうだと思います。)
ワーキングホリデーは自由度が高く、学んでもよし、働いてもよし、な使い勝手の良いビザです。
その中でも、「ヨーロッパの街並みが好き」ということと、「なるべく長く滞在したい」という理由から、イギリスのYMSビザを使って渡航することを検討しました。
しかし上記でも述べた通り、イギリスのYMSビザは毎年抽選方式で大変人気が高く、取得するには運も必要です。
結局抽選には外れて、エージェントの方にお隣のアイルランドを勧められました。
首都のダブリンはロンドンに比べると物価も安く、学校の日本人比率も他の国に比べて高くないので、英語学習に集中するには最適とのこと。
もともとアイルランドの文化にも興味があったので、あれ…?良いかも?と思い、一旦イギリスは諦めて、アイルランドに行くことを決めました。
できればワーキングホリデーで渡航したかったのですが、途中でコロナウイルスが蔓延し、ワーキングホリデーのビザはしばらく申請停止…。
そのため8ヶ月の学生ビザで渡航を決意し、準備を進めました。
コロナウイルスの影響で何度も渡航を延期し、最終的に2022年3月にアイルランドに渡航することが決まりました。
2022年1月。もう渡航まで3ヶ月!という時に最後のチャンスと思い、期待せずにイギリスYMSのビザの抽選メールを送ってみました。
そこでまさかの当選! 本当にびっくりなタイミングでした。
アイルランドに行く気満々で準備を進めていたので、まさかの展開に一瞬戸惑いましたが、YMSを使えばイギリスに2年滞在できます。
これを逃す手はない!と思い、急いでビザ申請を始めました。
このままアイルランドには行かず、YMSでイギリスに2年滞在するのが一番簡単なのですが、気持ちはアイルランドに向かっていたので、最初の2ヶ月だけアイルランドの語学学校に通い、3ヶ月目からロンドン校に転校することにしました。
アイルランドは3ヶ月以内であればビザの取得は必要ありません。観光客と同じ扱いです。
元々ホームステイ2ヶ月で契約していたので、そのまま2ヶ月の滞在を決めました。
ロンドンに行く前にアイルランドの落ち着いた環境で勉強に集中し、(ついでにアイルランドのカルチャーも楽しんで)ロンドンに行く前に少しでも英語や海外生活に慣れておこうという作戦です。
結局、YMS申請手続きを完了させるのに時間がかかったので、予定していた3月のアイルランドへの渡航を少し延期し、4月に渡航することができました。
それでも、1月末にYMSに当選してから2ヶ月後にはビザがゲットできたので、急遽プランを変更した割にはスピーディーに準備を進めることができたかな…?と思います。
そんな感じで、思ってもみなかった形で私の2カ国留学がスタートしたのでした。
ワーホリ行くぞ!と決意したのが、新卒で入った金融機関に勤めて3年目。
4年目には退職して無事に渡航!の予定が、コロナウイルスの蔓延で結果的に2年延期した後の渡航となりました。
当初のプランとは大きく異なる形となりましたが、待っている間にイギリスのビザをゲットすることができたり、結局このタイミングで良かったのかもしれないと思っています。
渡航までにかかった費用
結論から言うと、渡航までにかかった費用はざっと180万円です。
留学先で何をするか、また、何のビザで渡航するかによって個人差はあると思います。
私の場合は、渡航してまずは語学学校に通う選択をしたので、その費用がメインでかかっています。
内訳はこんな感じです。
・語学学校24週間、ホームステイ3ヶ月
・・・99万円
・海外留学保険2年(ジェイアイ)
・・・50万円
・YMSビザ申請にかかったすべて
・・・23万円
・片道航空券
・・・ 9万円
トータル
・・・ 約180万円
海外保険に関しては、イギリスYMSの場合、IHSという必須で加入しなければならない保険があるのでそちらでカバーもできるのですが、私の場合は念のためジェイアイの保険にも加入しました。
病気になったときに何の心配もなく早めに受診したいですし、万が一海外で死亡した際も(怖い話ですが重要です。笑)遺体を飛行機で運ぶ費用などカバーしてくれます。
海外保険は会社もコースも種類がたくさんあります。留学費用を抑えるとなったら、ここが一番節約できるかと思います。
というわけで、働いていた頃に一生懸命貯めた貯金は渡航前にほぼ消えました。
イギリスのビザ当選は予想していなかったので、イギリスでのホームステイを1ヶ月追加したり、ビザの申請にお金がかかったりと、渡航直前でまさかの出費でしたが、これに関しては仕方ないですね。。
結果的に現地で使う資金として、60万円を持って渡航することとなりました。
現地に持っていく資金の基準はわからないですが、一つ言えることはイギリスに移動したらなるべく早く仕事を探さないといけないということですね。。
アイルランド留学中の1日のスケジュール
現在月曜日〜金曜日で語学学校に通っており、土曜・日曜はお休みです。
8:45〜12:45で授業があり、その後はフリータイムです。
今はビザ無しで滞在しているのでアルバイトはできません。。
なので基本的には授業が終わったら、学校のアクティビティに参加したり、街をぶらぶら散歩したり、自由に過ごしています。
たまにクラスメイトとランチに行ったり、夜に集まって飲みに行ったり、、
日本で仕事をしていた時には考えられないほど自由時間があるので、たまに困惑してしまいますが、ゆるっと楽しんで生活しています。
ほとんどのクラスメイトは何かしらアルバイトをしているので、授業が終わったら急いで帰る子も多いです。
イギリスに移動したらアルバイト生活になると思うので、今はこのゆったりした時間を楽しみながら、勉強に集中しようと思います。
アイルランド留学のメリット
アイルランド留学はとってもおすすめです。
首都のダブリンは小さな街なので、海外生活に不安がある方でもすぐに生活に馴染めると思います。また、他のヨーロッパの街に比べて治安も良いです。
日本人に関しても私の学校は多くなかったので、2つのクラスを経験しましたが、どちらも日本人は私だけでした。
アイルランドのアクセントに関しては、確かに聞き取るのは最初難しかったです。
ですが、すぐに慣れますし、学校のアイリッシュの先生はそこまでアクセントは強くなかったので問題なく勉強に集中できました。
アイルランドは街中に緑もたくさんあって、自然あふれる癒しの国です。
街中の外観も、ヨーロッパならではの古い建物がずらっと並んでいて、日本とは違う景色を楽しめます。
国土も小さいので国内旅行が簡単に日帰りで出来るのも魅力の一つ。もちろんヨーロッパ旅行も格安で出来ます。
ただ問題点を挙げるとしたら、家探しが困難です。
国の決まりで建物の高さが決まっており高いビルが建てられないので、そもそも家が少ないのに加えて、コロナ後の規制を撤廃したことで海外からどんどん人が入って来ています。(自分もそのうちの1人。)
また政府が海外の企業の拠点をアイルランドに置くように誘致しているようで、働きに来る人も増えています。
そんなこんなで入ってくる人と家の数が見合っておらず、どの家の家賃も高騰しているのが現状です。
ハウスメイトが毎日シェアハウスを探していますが、見た感じ、月に€800(10万円〜11万円くらい)が平均です。
次の家が見つからず、数日間ホームレス状態になってしまったクラスメイトもいました。そんな状況もおかしくないくらい、現状ダブリンでの家探しは難しいです。
日本にいるうちから貯金を多めに持ってくると最初は安心かもしれません。
あえてデメリットも書きましたが、総じてアイルランド留学はおすすめしたいです。
私と同じように二カ国留学も視野に入れている方は、最初の国にアイルランドを選ぶのも選択肢の一つだと思います。
アイルランドの文化に興味がある方、お酒が好きな方、自然が好きな方、海外生活に不安がある方、すべての方におすすめです。
留学と言っても色んな方法がありますが、少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。